役に立つラバークジラの話 |
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日はレスキュー隊の話です。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
24 June 2007 BBC News
イギリスは Barmouth (バーマス)で、座礁したり怪我をしたアザラシやイルカを救助するグループのための講座が開かれているそうです。開催しているのは British Divers Marine Life Rescue Group (BDMLR) で、ボランティアによる24時間体制のグループを作るために行われているそうです。
コーディネーター Phil Lewis 氏によると、北ウェールズの海岸には毎年かなりの数の海洋哺乳類が座礁するとのことで、そうした生物たちに対応するためにたくさんの訓練された医者が必要であると語ります。
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講座では海洋哺乳類の生物学や応急手当の仕方についてのレクチャーがあり、その後ビーチで救助テクニックの実習が行われます。
その際役に立つのがラバー製で等身大のインフレータブルで、クジラ、イルカ、アザラシの子供と3種類あるとのこと。
Lewis 氏によるとこのインフレータブルは水を満たして使うそうです。あまりに本物らしいので、かつて見ていた人が本物だと勘違いして救助を要請したことがあったとか。
グループは座礁した動物を年間で約12頭扱うそうです。Lewis 氏はそれぞれの救助から学ぶことはとてもたくさんあると語ります。
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インフレータブルというのは空気を入れて膨らませる物のことで、カヌーとか、バルーンなどいろいろあるようですね。さしづめおもちゃのフロートの超巨大なものといった感じでしょうか(何しろクジラは2トンあるそうなので)。
欧米では座礁した生物に対する保護法が充実しており、こうした仕組みが整っているようですが、日本では特に明確な規定があるわけではなく、各地域の行政や水族館などそれぞれのケースにまかされているようです。
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記事作成日:2007年06月26日
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